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免疫専門のクスリ屋


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よもやま話

スマホ病

スマホ私は未だに「ガラケー」だ。
スマホの便利さは否定しないが、フリック入力が苦手もあるが、あんな小さな画面で何をするのか分からないも理由の一つだ。
また、家と店は徒歩通勤であり、店にも家にもWi-Fi環境が整っているからタブレットは持っている。
でも、タブレットのブラウザーはFirefoxでもPCとは違い使い勝手が悪すぎる。
10インチのタブレットで、しかもキーボードをドッキングするタイプの物でも、1.5Kで27インチ画面と調整をしまくっているPCとリアルフォースのキーボードには及びもつかない。
老眼と眼鏡屋に言われているが、昔ながらの近視のおかげで未だに新聞や本は眼鏡無しで読める。
それでも、スマホの小さな画面で拡大無しに長文を読むことは至難の業だ。

1年間本人が認める「スマホ病」の患者家族と付き合ってきた。
日に何度もメールや電話が来るが、メールでの回答を彼は理解出来ていないのに気づいた。
それは私のメールが難解だったからかもしれないが、素人にも分かるように書いていたつもりだ。
電話も運転中の時が多く、ハンズフリーで話しているのだろうが話に意識を集中できない環境で難しい話をしても理解出来ないのは当然だろう。
その為に同じ質問を何度も答える羽目になった。
しかし、環境が変わらなくては何度聞いても答えは永遠に分からないだろう。
少なくとも電話の時はペンとノートは必須だということを彼は知らない。
彼の中ではスマホはPCもペンもノートも不要にした代物だと理解しているのかもしれない。
「書くことが科学の始まり」と何度も言ってきたが、おそらく一度も実行したことは無いだろう。
聞いた話をメモして、それを読み返して反芻する。すると分からないことが見えてくる。
数学者も物理学者もスマホやPCで数式を書く人は居ないだろう。ノートか黒板かに書いて、そして考えるのが普通だろう。

最近、就職してからPCを使えない若者が増えてきたという記事を読んだ。
スマホで何でも出来ると思い込んでいる誤解だろう。
画像を見せるだけのプレゼン程度はタブレットやスマホでも可能だが、それ以外の仕事はPCか紙が必要だ。

スマホ病の彼は医師のブログを読んでは「ブログに書いてあることは本当なのだろうか?」と質問してきた。
同じ癌でも人それぞれ状況も違えば遺伝子の変異箇所も違うだろう。まして違う癌ともなれば治療法も全く異なる。

「もう、スマホの検索止めませんか」と何度も言ったが、彼は最後まで止められなかった。
終いには「自分はスマホ病だ。スマホなんて無くなればよいのに・・」と言っていた。

彼だけで無く、今はスマホ病の患者は多いことだろう。
便利なものが不便を与える。そういう時代だ。
自動車が移動を楽にしたが歩くことを苦手とする人も同じだろう。
直立二足歩行が人である証だとしたら、事故や病気で歩けなくなることを除き歩けなくなることはヒトを止めることと同じだ。
貧乏俳優の風間トオルが「往復20Km だったら金が無いから歩いていた」とTVで言っていたが、そこまでは無理でも近くのところは自動車で無く歩くことをお薦めする。

余談だが、昨月高校時代の同級生3人で会った。
二人とも「スマホ便利だよ」
おまえら裏切ったか(笑)

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