介護認定と特別養護老人ホーム
お客様との会話で「動けなくなったら家族に迷惑を掛けられないので老人ホームにでも入ろうと思っている」と云われる方がおられる。
介護サービスには有料の老人ホーム、グループホーム、特別養護老人ホームなど様々な施設があるのだが、有料老人ホームの場合は元気なときは費用が安くても、介護度が上がると費用が急激に上がってしまうところも有るので要注意だ。
母と叔母2人を特別養護老人ホームに入れた経験が有るだけに、特別養護老人ホーム入所はハードルが高いと思っている。
特別養護老人ホームの入所条件の基本は要介護3以上無いとダメ。
介護認定には時間が掛かるから、直ぐに入所したいと思っても難しい。先ずは介護認定を受けておくことが一番だろう。
要支援にすら認定されていなくても、認定作業をしたことが実績になることも有るからだ。
要支援1が出たら、デイサービスや訪問看護、訪問リハビリや通所リハビリ等の利用できるものを
利用しておくと点数が上がる。
特養をさんざん廻って分かったことだが、100人待ちの処に入所希望を出してら101番なのかと聞いたら順番よりも点数が高い方から入れるそうだ。
点数とは例えば市内の方だと10点、県内だと5点、県外は0点とか介護する方が同居していると0点だが、老老介護だと点数が付くなど色々とある。もちろん介護度が高いと点数は高くなる。
施設に空きが出来ると、毎月1回に誰を入所させるかの会議が有るそうだ。
その時に優先順位が高いのは点数が高い方となる可能性は大きいそうだ。
しかし、新設の特養の場合にはスタッフの熟練度が低い場合には介護度が高い方を優先しなくても良い規定が有るそうだ。
施設によって基準が違うが、胃瘻の方はお断りという処もあればOKな処もある。
入所中に胃瘻になったら追い出される処も有ると云うことだ。
また、入所中に入院して3ヶ月戻れないと退所させられるところが多い。
先ずは施設に電話してアポを取ってから施設の相談員さんに話を聞いてみることが必要だと思う。