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よもやま話

核融合発電

我が国で世界最大の核融合実験装置が年内に稼働すると云うニュースが舞い込んだ。

核融合とは太陽が行っているエネルギー産生の方法だが、これを利用して発電が出来るならCO2の排出もゼロだし、海水から原料を作り出すことで資源の枯渇も無いと良いことづくめなのだが・・・・・

50年後には実現と言い続けて来て、更に50年と100年経った。

実験施設が正常に稼動しても、市中の電気が置き換わるには最低30年後だそうだ。

残念だが、たぶん生きていないだろう。

原料は水素と三重項水素だとか、その1gで石油8トンと同じになるそうだ。

我が国の発電は石炭が31.8%、LNGが37.1%、石油が6.8%で全体の75.7%が化石燃料から作られている。

その化石燃料から作られる電気の総量は7,757億KWだ。

億の世界となると、現実感が出ないが、100万キロワットの電力を作るために必要な石油の量が年間に155万トンも必要だそうだ。それを僅か日に530gの原料で賄えるとは凄い事だと思う。

しかし、現在の発電量を全て核融合で作るためには日に1126Kg (1.126トン)の原料を作らないくてはならない。

日に1トンの材料を作るための海水もどれだけ必要なのだろうか?

まあ、先の心配よりも、実験が成功してくれることを祈るばかりだ。

6月から電気料金も上がるし、夏に電力の逼迫もありそうだから節電に励まなくてはならない。

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