トップドラッグ

免疫専門のクスリ屋


免疫専門のクスリ屋

よもやま話

新型コロナウイルスよりも米国のインフルが恐い

埼玉県ではインフルエンザの定点観測では例年よりも発症が早かった割には罹患数も少なく下火になっているように見える。
そして、B型の感染は極僅かだが、B型は2月以降がピークとなるそうだ。
そして、B型はパンデミックになることは無いそうだが・・・・

ところが米国では変異し難いはずのB型インフルエンザの亜型が大流行しているそうなのだ、米国CDCも日本と同様に定点観測しているようだが、当然のことだが、それでは全容が掴みにくい。
今、米国で流行っているのはビクトリア系B型インフルエンザの亜型だそうだが、少なくとも1500万人が罹患して、14万人が入院し、死者数が8200人だそうだ。
この数字は中国での新型コロナウイルスよりも脅威だと思う。

2009年の新型インフルエンザの時の日本でも死者数は198人。この時はA型インフルエンザだった。
B型インフルエンザは変異し難く、仮に変異しても過去に罹患している人は交差耐性が有るから酷くならない・・・はずなのだが。

これは、今までの医学の常識が簡単に破られる状態なのだろうか?
地球温暖化でウイルスの変異もおかしくなったのだろうか?

中国人のような団体観光客は少なくとも、ビジネスや観光で訪れる外国人は多いから、いずれ、このB型インフルが入って来るのだろう。

米国の人口は約3億2千万人、日本の2.7倍。8200人の死亡を人口比で出すと3037人になる。
日本で200人足らずが亡くなった時のマスク不足の大騒ぎからすると、3000人強の死者数が出たらどんな騒動になるのかが恐い。

2017年~2018年のインフルエンザで米国の死者数は6万1千人だったそうだ。
それすらニュースがあったかどうか記憶に無い。

因みにインフルエンザ予防ワクチン接種は、日本より米国の方が僅かに高いのだから無関心とは思えない。
ガラパゴスワクチンでなく正規なワクチンでも予防や重篤化の防止は困難なのだろうか?

病気が強くなっているのか、我々の免疫力が落ちていのだろうか?

よもやま話一覧

TOPへ