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免疫専門のクスリ屋


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よもやま話

マスクが辛い

前立腺肥大の薬がそろそろ無くなるので、2つ目の駅まで電車に乗った。
朝の作業でマスクは汗だくで捨てたが、クリニックに着いた時にはマスクの中には汗だらけで、帰り際に新しい物と交換した。
今日はマスクを4枚捨てた。
電車やクリニックは高リスクだと思い、ノーズフィットに鉄芯が入ったしっかりとしたマスクを着用した。だが、暑い!
マスクをしているだけで体温は上昇し、汗が止まらないのだ。

春日部では8日に3名の新型コロナウイルス感染者が出ているだけに、流石にマスク未着用の人は見かけなかった。
電車も始発だったせいか、がら空き。
クリニックも泌尿器の患者が居なかったので、直ぐに呼ばれた。

3ヶ月前には無かったものが診察室に有った。それはビニールのパーテーションだった。
しかも、医師はニトリルの手袋をしていたし、机には消毒剤のスプレーを置いていた。

「先生、エコーする?」と聞くと
「薬を増やしてから3ヶ月だから効果は出てないと思いますよ」とエコーは無しになった。

今、私が呑んでいる前立腺肥大の薬はアボルブ、フリバス、ザルティアの3種類だが、アボルブを1年続けたら右胸が痛くなった来た。
右胸と云うよりは正確に言えば右の乳首周囲が痛むのだった。
これはアボルブの副作用だ。
それから半年はアボルブを1日おきに飲むようになったが、半年で前立腺の大きさが元に戻ってしまったので、3ヶ月前から毎日に戻したのだった。

「アボルブを1年も飲んでいる患者の前立腺を削る手術は出血もほぼ無く、前立腺がカサカサになってしまうんです」と医師は云っていたが、半分にしたら半年で復元してしまったのには驚いたようだった。

アボルブの薬理作用は男性ホルモンである「テストステロン」がジヒドロテストステロンになることを抑制するのだ。
ジヒドロテストステロンは前立腺に取り込まれると肥大化が起きる。それを防ぐわけだ。
また、髪の毛はジヒドロテストステロンが増えると抜けるので、増毛効果もある。
ところが、すね毛や腕のうぶ毛もやたらと減ってきた。
まさかと思って、腋毛をまとめて引っ張るとバサッと抜けた。

すね毛も腋毛も男性ホルモン支配なのに、なぜ抜けるのか??
これは、ただの副作用のようだ。

体毛が薄くなったと娘に話すと。
「父ちゃん、いいな。ジョリジョリしなくても良いんだ」
元々、ジョリジョリしていないし、体毛が有ろうが無かろうが気にもしていない。

それにしても、副作用はバッチリ出ているのに前立腺はカサカサにならないのは何故だろう?
1年続けて、小さくなったのだから効果は出ていた。
カサカサになると云うことは組織が死んでしまうと云うことなのだろうが・・・でも、死なない。

まさかとは思うが、BRMstageが死なせないのか、復元してしまうのかもしれない?

BRMstageの長期安全性試験をしているし、コロナの時期に止めるわけにも行かない。

「父ちゃん、BRMで前立腺は治らないのか?」

前立腺癌は治るが、肥大は「老化」が原因だから無理だ。

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