残念なマスク
国産のサージカルマスクは滅多に見ないが、中国製マスクの箱入りが値崩れしているそうだ。
当店でも、ごく希に袋入りマスクが入ってくることがあるが、品質に問題が有るものは販売しない方針だ。
問題が有るマスクとは、「不織布に変な臭があるもの」
長期間保存されて湿気を吸ったのか不思議な臭がする。鼻が悪い私でも感じるので、販売禁止とした。
これは天日干ししても臭は消えず、オゾン脱臭でどうにか使える代物だった。
「ノーズフィットが樹脂製の物」
普通は針金をポリエチレンで被覆したノーズフィットを使用しているのだが、樹脂だけのノーズフィットの物がある。
写真はマスクを分解して、ノーズフィットの中央をライターで燃やした状態。
上のノーズフィットは針金が残るが、下は燃えて分断された。
ポリエチレン製のノーズフィットは弾力が有り、鼻で押さえても戻ってしまい隙間が出来てしまう。
当店で仕入れた物では無いが、ネットで購入した50枚箱入りマスクで、外側に短い樹脂を張り付けただけの物も有った。
価格は需給バランスで上がり下がりするのは仕方ないとは思うが、一部の中国製マスクでは手抜き商品が出回っているのは確かだ。
急に価格を下げている箱入りマスクは、このような不良品が多いから購入は慎重に行いたい。
日本ではコロナ患者が減っているが、世界では相変わらず患者数は増えている。従ってマスク需要は高止まりのままだ。
第2波や第3波に備えて、マスクや消毒液も品質の良い物を備蓄していく必要は有ると思う。