トップドラッグ

免疫専門のクスリ屋


免疫専門のクスリ屋

よもやま話

パルスオキシメーター

パルスオキシメーターが不足しているそうだ。一般の方が買い求めているようだが、これでコロナが陽性か陰性かが分かるものではない。コロナ肺炎の場合でも血中酸素飽和濃度が下がったことがわかるだけのものだ。
もちろん、他の肺疾患でもSPO2は下がるのでコロナ肺炎かどうかは判断出来ない。

仮にパルスオキシメーターを自身で購入して血中酸素飽和濃度が下がっていても、PCR検査で陽性が出ていないと入院はできない。

しかし、入院調整が難航しているだけに直ぐに入院できるとも限らない。

また、コロナで亡くなるのは肺炎だけでは無く、急に起きる血栓症がある。
脳梗塞、心筋梗塞、肺梗塞などだ。
脳梗塞の場合のT-PA(血栓溶解)は発症4.5時間以内が確立が高い。
心筋梗塞ならカテーテル治療だろうし、肺梗塞でも血栓溶解や血栓の摘出手術が必要になる。
どちらにしても、発症から短時間で診断と治療が必要なのだが、医療機関にそれだけの余裕は無いだろう。

コロナ以外でも血栓症は普通に起き得る疾患だが、それらのコロナ以外の治療が正常に出来ない事が「医療崩壊」なのだ。

医療崩壊させないためには人の往来を少なくしなければならないのだが、GO-Toで人の往来を増やし、飲食で感染を拡大させた政府の責任は重い。GO-TOトラベルで少なくも8施設でクラスターが出ていたそうだ。

昔から「二兎追うものは一兎をも得ず」と言われている。経済とコロナ対策を両立させることは難しいのだ。

両立させるどころか、医療崩壊を招いたのは、素人でも分かることをGO-TOで無理矢理に行った結末が現状だ。

パルスオキシメーターを持っていても役立つことは無い!

それよりも、布やウレタンマスクを止めて、鼻の横が空かないように不織布マスクをすることだろう。

よもやま話一覧

TOPへ