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免疫専門のクスリ屋


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よもやま話

商品レビュー

ネット通販は便利で、届くのも早いところが多くて便利だと思う。

自分が過去に使った事が有る物や食べたことが有る物なら良いが、初めての物で無名メーカーの品となると判断に困る。

先日、押入からVHSビデオのテープが出てきた。娘が幼稚園から小学生の頃に撮影したものだから、30年かそれ以上前の物だ。

普通サイズのVHSビデオテープ以外にVHS-Cと言うコンパクトのテープも出てきた。

VHS-Cはカセットコンバーターに入れてからVHSビデオの再生機に入れなくてはならない。

撮影のカメラが有れば、そこから再生は可能だが、機器は既に壊れて破棄してしまった。

VHSビデオの再生機は既に生産が終わって、カセットコンバーターも生産が終わっている。

しかし、アマゾンには無名メーカーだが、8400円ぐらいで新品が売っていた。

しかも、この品が「ベストセラー」だと、他には無ければ1番は確実なことだろう。

無名メーカーで生産国の記載も無い。

そういう時は「レビュー」を見て判断しようと思うのだが、これが正しいとは限らない。

先ずは、★が1つの悪いレビューから読んでいくのだが、★1つが14%もあるのだ。

経験上10%を越える悪評だと、ろくな事は無いのだが、14%は異常な部類だ。

レビューを読んでいると買うのが怖くなるほどの酷評だった。

こんな物を買うのはリスクが高いが、他にはカメラのキタムラに持って行ってDVD化してくれるサービスの2択だけ。

インデックスを付けていないテープも有ることから、ダメ元でレビューの悪いカセットコンバーターを買ってみた。

レビューで「音が大きい」と有ったが、Panasonicでも同じくらい音はした。

再生機は10年前の物(Panasonic ディーガ)だが、テープ物はカセットテープでもゴムベルトで駆動する構造だから、ゴムが劣化している可能性が十分にある。

それで、再生機の上蓋を固定しているネジを外して、ローディングが見える状態で動かしてみた。

レビューで「入れたテープが、勝手に出てくる」と有ったが、確かに出てくるテープが有るのだ。

しかし、カセットコンバーターは本体にローディングするだけの物だから、これは本体の問題のはず・・・

テープに一定以上のテンションが掛かると、テープが切れない様にローディングを外すようになっているようだ。

これは、テープ同士が固着しているからかもしれないと、早送りと巻き戻しを数回行ってから再生してみたら上手く出来た。

大方、巻き戻しと早送りを3回セットでどうにかなるが、5回も行わないとならないくせ者も有った。

30年も使わないと、テープって、くっ付いてしまうものなんだな。

悪意を持って書いたレビューでは無いにしても、製品評価は正しく行わないとメーカーは気の毒だと思う。

そう言えば、コロナが始まった頃にフェイスシールドのレビューで「目がクラクラする」とか「頭が痛くなる」というものが有った。

アクリル板の両面に保護用のフィルムが貼ってあるのだが、それを剥がさないで使うと、そうなる。

当店でも、フェイスシールドを販売していた時も有ったが、必ずフィルムを外すように口頭で伝えていた。

ネット通販は便利だが、レビューの評価を判断するのは難しい。

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