トップドラッグ

免疫専門のクスリ屋


免疫専門のクスリ屋

よもやま話

女房殿のダメだし

昨夜、風呂に入っている時に、女房殿がいきなりドアを開けて「医療従事者60代女性がコロナワクチン接種後の3日目にくも膜下出血で亡くなったと」得意げに報告してくれました。

どちらかと云えば、女房殿はワクチン懐疑派です。
過去にインフルワクチンで副反応に苦しんだそうですが、私には記憶がありません。
それに、彼岸花科植物にアレルギーが有るのでワクチンは打たない方針のようです。
それだけに「ほら見たことか」と得意げに報告してくれたのだと思います。

上述の60代女性はお気の毒だと思いますが、ワクチンとの因果関係が証明されなければ、ただの偶発的な病気と片付けられてしまうでしょう。
これがワクチンの副反応だと証明されれば、国からお見舞金が4400万円でるんですけどね。

一昨日から店頭で配る「よくわかるコロナワクチンの話」を書いているんですが、女房殿に原稿を読んで貰うと「難しすぎ!」で、何度か作り替えしています。
なぜ、免疫が弱い高齢者ではワクチンの有効性が低いのか、どうして副反応に個人差があるのかと云う点は大事だと思うのですが、どうしても専門的な内容になってしまいます。

3度目のダメ出しで、その部分を大幅に削除して、やっとOK貰いました。
「スパイクタンパク」や「交差反応」、さらには「ラテックスアレルギー」という言葉まで置き換える羽目になりました。

「医療者向けならOKだけど、素人には分からない」と言われると、無意識に専門用語を使ってることに驚きました。

「医者の説明が分からない」と云うのも専門用語を無意識に使っているからだと思います。

自分では分かり易く説明しているのつもりですが、聞き手はどう感じているのか不安になりますね。

と云うわけで、難しい言葉と難しい内容は割愛したので、素人の方には分かり易く出来たと思いますが、自分では大事な部分が抜け落ちてしまったようにも思えます。

店頭でお配りいたしますので、お近くでしたらお立ち寄りください。

よもやま話一覧

TOPへ