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免疫専門のクスリ屋


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よもやま話

電気料金の値上がり

2022年4月に店内の照明を40万円掛けてLED化した。

店舗ではエアコンは動力契約なので、一番大きい電力消費は照明になる。

この時の試算では年間に14万円の電気代が浮くはずだったのだが・・・

8月分の請求書を見たら前年と変わらなくなっていた。

当店では3年前からLOOP電気と契約している。基本料が無く、分かり易い料金設定だったからだ。

それと、太陽光などの再生可能エネルギーを自社で作っているのもポイントだった。

しかし、円安での資源価格の高騰とウクライナ問題で価格改定が2度もあった。

電力自由化で新電力と呼ばれる事業者が706社有ったが、6月迄に104社が事業停止や撤退、倒産に追い込まれている。

大手の電力会社も赤字続きのようだが、勝手な値上げは出来ないので苦しい経営に晒されているようだ。

まして、新電力は資本力も体力も無いので辛い経営だと推測される。

LOOP電気を他社に乗り換えるかも検討したが、円安がどんどんと進行していて、OPECが減産を決定したのだ

から、どこの電力会社も打ち出の小槌を持っているはずもなく、タイムラグは有っても電気代は上がって行くと思えた。

「誰かが損しても、自分だけが得すれば良い」という構図は一部で起きても、全体では長続きすることはあり得ない。

従って、違う電力会社に替えてもあまり意味が有るとは思えない。

但し、安いところを探しては乗り換えていけば、トータルでは得をするかもしれないが、最後には乗換え出来なくなるだろう。

現在、LOOP電気も新規の受付を停止しているくらいだ。

LOOP電気が破綻しても、電気は止まらない。

その場合は東京電力の経過措置プランに移行されるだけで、今までの東電の料金と変わらなくなるだけだ。

経過措置の間に新電力と契約するか、再度東京電力と契約すれば良いだけのことだ。

基本料金という変な概念を無くして、再生可能エネルギーにシフトさせて行くLOOP電気を当面は応援して行

きたいと思っている。

円安も150円に近づいてきた。

欧米がインフレ抑制で金利を上げて来たが、日本はゼロ金利を続けて行くしか無くなっている。

金利を上げれば、国債の金利負担も上がるので国債頼みの国家予算は国債の償還費と金利で使える予算が目減りするからだ。

更に、変動金利で住宅ローンを組んでいる人達が困るからだ。

日銀の黒田総裁も軟着陸の時期をコロナで逸してしまったのかもしれない。

これも、アベノミクスの功罪の一つだろう。

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