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電子帳簿保存法を1年やってみました

2022年1月1日から施行された「電子帳簿保存法」ですが、1年間やってみて思ったことを述べます。

● 完璧に実行するのはムリです

どうしても、抜け落ちてしまうことが避けられませんでした。

昨日、電帳法対応のデータベースで検索してみて電気料金の請求書が抜け落ちていることが分かりました。

なぜ、抜け落ちたかと云うとダウンロードしたデータは電気料金のホルダーに保存していたからでした。

解決方法としては、ダウンロードは全て同じ場所にして、電帳法データベースに入れてから仕訳し直すしかありません。

その際は、ファイル名を分かり易く変更しておかないと、何のファイルか分からなくなります。

厄介なことにファイル名は数字とアルファベットの組合せだけで、日本語のファイル名はありません。

これはファイル名に日本語を使うと文字化けしてしまう可能性があるからなんです。

政府は電子化を無理矢理に進めようとしていますが、電子処方箋でも文字化け問題が起きなければ良いですが・・・

解決策は公用語を英語にするしかないかも??

現在、請求書が電子化して届くところは仕入先では1社だけですが、その会社も3月で営業を停止します。

それ以外は紙ベースの請求書が郵送されてきますが、帳票をコンピューター用紙で打ち出してくるところです。

スキャナーの幅に合わないので、毎回、穴の所を切り取らなくてはなりません。

改善要求を出しましたが、システム改修に費用もかかるので簡単には実現は出来そうにもありません。

電帳法もまた緩和されて、年間の売上金額が5000万円以下のところは検索機能が無くても良いことになりました。

検索機能が無くても良いと云うことは、調べたくても何も調べられないのと同じです。

それだったら、電帳法の意味が無いから止めた方が良いでしょう。

それでもやりたいなら、ファイルに検索要件を入れた形で出力しないとダメだと強制するしかないです。

検索要件無しで、スキャナー保存した紙帳票を廃棄しても大丈夫なんでしょうか。

2年間の猶予期間は今年の末で終わりですが、このぶんでは更に延期になりそうです。

PCも無く、メルアドも無い高齢の事業者はどうするのか?

問題は山積されています。

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