局方品値上げ
6月1日から小堺製薬の局方品が値上げになると卸からFAXが届いた。
「局方品」と言う言葉を知らない方は多いかもしれない。
日本薬局方に収載された医薬品の事で、市販品では消毒薬やオリーブ油やワセリン等だ。
今回の値上げで、塩化ベンザルコニウムや酸化マグネシウムも入っていたが、多くの消費者に影響するのは極僅かだと思うが、酸化マグネシウムの下剤等は上がるだろう。
気になったのは「メチルアルコール」
アルコールランプぐらいしか、一般の用途は思いつかないが、原料が石油だから値上がりは当然だろう。
今回、リストに無かったのが「消毒用エタノール」等のエタノール類だ。
エタノールの多くは発酵で作られ、原料の素アルコールは輸入に頼っている。
素アルコールの原料はサトウキビやトウモロコシの澱粉だ。
異常気象の影響で農作物の収穫が減っているから、原料価格は高騰しているのだが市場価格は今のところ安定している。
しかし、米国の先物市場ではエタノールの価格が高騰している。
おそらく、1年程度の長期契約なので、直ぐに値上げになっていないのだろう。
しかし、キリンの参加のアルコール製造会社は9月1日から20%の値上げを発表しているので、秋には多くのメーカーが値上げに踏み切ると思われる。
当然のこと、局方品の消毒用エタノールもフマキラーの除菌剤も値上げになるだろう。
そんな中で当店では消毒用エタノールを特価で販売している。なんと税込550円だ。
消費期限は2024年11月だから、十分に余裕がある期限だと思う。
必要な方は早めにご購入頂きたい。