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よもやま話

老いの独裁者

政治的な発言は控えていたが、ロシア・ウクライナ情勢はコロナの話題よりもTVニュースやワイドショウを賑わせているだけに気になることがある。

ロシアの国営放送がかつてのの大本営発表と同じなのだろうか?

プーチン大統領がウクライナ侵攻を決めたとしても、議会が本当に賛同したのだろうか?
TVニュースでは議会が賛同した様に報道していたが、それも真実であるかは分からない。
違うビデオを編集してフェイクニュースを作り上げるなんて簡単なものだ。

私たちが得ている情報は全て正しい・・とは言えない。
自分が目にして、肌で感じる情報ですら、その一瞬を捉えたもので時間軸の因果関係など知り得るものでは無い。

例えば、青年2人が喧嘩をしているとして、一人はもう一人の上に乗ってボコボコに殴っている様を観たときに、上に乗って殴っている青年の方が悪者だと思うだろう。
でも、実際は殴られている青年の方がムシャクシャしていて、見ず知らずの青年にちょっかいを仕掛けたのかも知れない。
それで、返り討ちに遭ってボコボコにされていた・・・・

時間軸の前後関係を観ないで、一齣を観ても、どちらが悪者だかは分からないものだと思う。

ウクライナの人が可哀想と多くの人は思うだろうが、ロシアの市民も可哀想な状態だと思う。
一人の精神状態がおかしくなった独裁者が起こした戦争だとしても、議会が止められなかった事は、最終的には議員を選んだ国民の責任かもしれないが、その重さを初めて実感することになるだろう。

マックが食べられなくなることや、イケヤやユニクロで買い物が出来なくなることだけでは無い。
通貨ルーブルの価値が下落してインフレになり、市民生活は支障を来すに違いない。
外資の撤退で雇用の消失もあるだろう。

戦争は仕掛けた方も仕掛けられた方も悲劇しか残らない。

ロシアが勝とうが負けようが世界からの制裁は続くだろう。

たった一人の精神状態が不安定な大統領が起こした侵攻は、両国の国民を苦しめることになる。

国を動かす政治家を選ぶと言うことは重大なことだと思う。

誰がやっても変わらないと言う諦め気味の日本人だが、国政選挙で投票したツケは国民に戻って来るものだ。

そう思うもの、投票すべき人材が見つからない選挙が続いていると感じるのは私だけだろうか。

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