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健康食品なんて・・・

♪グルグルグル・・・グルコサミン♪
テレビ宣伝している健康食品も多数あります。
宣伝しているから良い品とは限りませんが、広告宣伝費を掛け続けられるだけ売れているのは事実だと思います。

近年の健康食品の販売方法が店販からメーカーが直接、もしくはメーカー直営の子会社の販売に変わってきています。
健康食品店は少なく、薬局・薬店・ドラッグストアーでは売れなくなっているから消費者に直接販売する傾向は強まっているように思えます。

さて、健康食品なんてマヤカシな物と考えている方も多いと思います。
残念ながら、日本ではインチキ商品も多数出回っていますし、凄くまともな品もたくさんあります。
まさに玉石混交の状態だと思います。
サプリメント王国のアメリカではインチキ商品は直ぐに排除されてしまうので、それなりのエビデンスがある健康食品が多数でています。
また、ドイツやフランスなどの西欧諸国では天然物でも効果があれば医薬品と認定されています。
ところが我が国では天然物は医薬品としては認めない、食品は効能・効果を持ってはいけない。
もし、効能・効果を表示したり、講演会で話したりすると「未承認医薬品製造」で罰せられるのです。
医薬品を作ったわけでもないのに未承認医薬品とは変だと思いませんか?
これは、効能・効果を標榜できるのは医薬品だけと云うおきてがあるからなんです。

こういう厳しい法規制があるから、まともな品を作っても宣伝もできないのが現状です。
逆にインチキ商品作っても宣伝できないから売れないのです。

健康食品にはエビデンスが無い?

「エビデンス」って何なんでしょうか?
英語の“evidence”は証拠、根拠、証明と云う意味です。
ぶっちやけ「科学的な証明」ってとこですね。
でも、科学的な証明ってどういうのが証明なんでしょうか。

“怪我をしたら消毒する方が良い”
近代医学はずっとそう考えて実行してきました。
ところが、怪我をしたら汚れを洗い流しラップやシリコンで覆っておくだけの方が治りが良いとわかりました。
極端な場合ですが、砂が入り込んでいたら麻酔を掛けて、ブラシで砂をこすり取り、その後ラップで覆うだけで治りが早く綺麗だそうです。
この治療法を開発して世に知らしめた鳥谷部俊一先生も苦労されました。
なにせ、食品用のラップを使って褥瘡治療ができるのですから・・・
医療用具でも医薬部外品でも、ましてや医薬品でもない、ただのラップですよ。
更に消毒薬のイソジンは患者を苦しめるだけで治癒を遅らせるなんてエビデンスまで出てきちゃって。
では、今までの消毒することにはエビデンスが無かったのでしょうか?
消毒することで菌を減らすと云うエビデンスはちゃんとあります。

それではどちらのエビデンスが正しいのでしょうか???

あくまでも私見ですが、エビデンスとは条件次第で変わるものだと思います。
だから、エビデンスに囚われすぎると新しいエビデンスを見つけることができないのです。
エビデンスとは常にパラドックスが存在するものなのかもしれませんね。

健康食品にもエビデンスが存在するものも多数あります。
しかし、そのエビデンスをもって販売すると前述の「未承認医薬品製造」になってしまうのです。
だから、健康食品のエビデンスは在ったとしても一部の人だけしか知らない秘密になっているのです。

面白い国に生まれてきたとため息が出ます。

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