自己を持った内臓脂肪と戦う
今、私は”自己を持った”内臓脂肪と戦っている。
本来、内臓脂肪は出し入れが自由なはずで、糖質の摂取量が減ると肝臓で糖新生を行い、血中のグルコースの量を調整している。
この時に一番に使われるのはグリコーゲンだが、2番目に使われるのは内臓脂肪のはずなのだが・・・
6月の健康診断を控えてもあるが、ついに体重が79.95kG と80kG 目前になってしまったことが、今回のダイエットの切っ掛けだった。
体重もさることながら、脂肪肝を悪化させてはならないと云う目的もあり、「格好良く痩せたい」なんて気持ちは微塵もない。
どちらかと言うと、切羽詰まったダイエットなのだ。
今回のダイエットは「にこたまダイエット」をメインに、糖質を制限する方法にした。
しかし、食べたい物は食べる。特にスイーツやアイスは控えないと云う邪道なダイエットを行うことにした。
「にこたまダイエット」の基本は1日1食を卵2個に置き換え、あとの2食は普通に食べて良いと云うものだ。
卵は目玉焼きでもゆで卵でも卵焼きでも良いのだ。
一番楽で続けられるのは何だろうか?と考えて、目玉焼きにしてみた。
朝は目玉焼き2個にサラダ(ほぼキャベツの千切りだが)だけにした。
目玉焼きに掛けるのはソースでも良いが、意外にわさび醤油が合うのだ。
サラダにはキューピーの「アマニ油ドレッシング・和風たまねぎ」をたっぷり掛ける。
内容成分に「砂糖」が入っているが、その程度は気にしなくてもよいだろう。
なぜかと云えば、これだけで昼まで腹が空かないからなのだ。
脂肪と炭水化物を同時に摂ると、腹が減るのが早いのだ。今まで、6枚切りのパスコの超熟1枚にバターを塗って食べていたが、それだと、11時前には腹が減るのだが、「にこたま」では12時までは十分に持つのだ。
即ち、アマニ油ドレッシングの中の「砂糖」は影響が無いと考えられる。
このダイエットで夕飯の炭水化物は要注意だ。
できる限りに炭水化物を減らさないと、寝る前に空腹に襲われるのだ。
「お米食べるの?」と家内が聞く
ざっと見て、これだけおかずが多ければ胃袋に米が入る隙間は無いだろう。
「今日は要らない」
だが、中華スープの中に漂うのは「ワンタン」ではないか。
ワンタン皮は炭水化物だが、この程度なら平気だろうと高を括ったのが大間違えだった。
「炭水化物・・あるんじぇねえ、もっと呉れよ」と自己を持った内臓脂肪は2時間後に要求してくるのだった。
そう、自分(内臓脂肪)が減らないように、内臓脂肪は炭水化物を要求するのだ!
最近、排便がスッキリしない。日に2回は出ているが、出たりないような気がする。
酸化マグネシウム、ピコスルファート、グーフィスと用意は有るが・・・・もう一つの手が「牛乳」だ。
成人男性では乳糖不耐症がそれなりに居る。私もそうだ。
冷たい牛乳を飲むと、いっきに腹を壊すのだ。
よっしゃ、今日は牛乳飲んだレ と200CCを一気飲み。
30分で効果が現れ、2回ほど下痢をした。
翌日は120CCにしたが、これでは大丈夫だった。
しかし、その翌日に200ccを飲んだが、全く異常がないのだ。
30分どころか、2時間経っても変化が無いので、そのまま寝たが翌日も下痢しない。
まさかとは思うが、内臓脂肪は遺伝子改変して乳糖分解酵素を作り出したのかもしれない。
乳糖を分解すればぶどう糖とガラクトースになる。
自己を持ったAIが有ると聞いたが、自己を持った内臓脂肪も存在するのかもしれない。
「にこたま」を始めてから1ヶ月少し経つが、約3KG体重が減ったが内臓脂肪レベルはさほど下がらない。
自己を持ち、減ることにあくまで抵抗してくる内臓脂肪とどうやって戦って行こうか?
ここからの1ヶ月は正念場になる。