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よもやま話

チクングニア熱

また、厄介な蚊を媒介とる病気が海外で流行ってきた。

厚生労働省のHPでは

1 病原体
トガウイルス科アルファウイルス属に属するチクングニアウイルス

2 感染経路
チクングニアウイルスを保有するヤブカ属のネッタイシマカ、ヒトスジシマカなどに刺されることで感染する

3 潜伏期
2~12日(通常3~7日)

4 診断と治療
(1)臨床症状:

潜伏期後、患者の大多数は急性熱性疾患の症状を呈する。発熱と関節痛は必発であり、発疹は8割程度に認められる。関節痛は四肢(遠位)に強く対称性で、その頻度は手首、足首、指趾、膝、肘、肩の7順であり、関節の炎症や腫脹を伴う場合もある。関節痛は急性症状が軽快した後も、数週間から数か月にわたって続く場合がある。その他の症状としては、全身倦怠感・頭痛・筋肉痛・リンパ節腫脹である。血液所見では、リンパ球減少、血小板減少が認められる。重症例では神経症状(脳症)や劇症肝炎が報告されている。

(2)診断:血液から病原体の検出や病原体遺伝子の検出、 血清から抗体の検出

(3)治療:対症療法

Forbesの記事には

世界保健機関(WHO)によれば、これらの症状は通常2週間以内になくなるが、激しい関節痛が数か月から数年にわたって続く場合がある。

ヒトからヒトへの感染は無いようだが、感染者を刺した蚊が、別のヒトを刺すと感染するようだ。

要は間接的にでもヒトヒト感染は起き得るってことだろう。

関節痛が数ヶ月から数年!!!!!!

さすがに・・・それは辛いな

尚、日本での感染は現在確認されていないそうだ。

そう言えば、今年は蚊を見ることが少ない、飛んでいてもフラフラした蚊を見たことがある。

流石に、この暑さでボウフラも煮えたぎってしまったのかもしれない。

涼しくなってからが問題だが・・・

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