癌のご相談
国民の2人に1人が癌になり、3人に1人が癌で亡くなっています
この数字を冷静に判断してみましょう。
30人の集団がいました。このうち、15人は癌になりました。
30人のうち10人は癌で亡くなり、残りの20人は別の死因で亡くなりました。
と云うことは15人の癌患者で癌で亡くなった方は10人しかいません。
残りの5人は完治したか、もしくは別の病気を原因として亡くなったか、とにかく癌では死ななかったのです。
この5人に入る確率は33.3% けっして低い数字ではありません。
癌はDNAが傷つくことで発生しますが、遺伝病ではありません
ほんの一部に親譲りの遺伝子の傷を持つ人はいますが、極まれなケースです。
癌の多くは生活環境より発生するものなのです。
過食による肥満や糖尿病は癌になるリスクを高めます。
オシャレなファッションも良いのですが、体を冷やすのは禁物です。
冷えは免疫の働きを低下させますので癌のリスクを高めるのです。
私は癌の相談に見えた方に必ず基礎体温をお聞きします。簡単に言えば朝の体温のことです。
なんと、85%以上の方が低体温でした。
「低体温は生まれつきだから改善方法がない。」皆さんがそう言われます。
しかし、方法が全くないわけではありませんし、全ての方が若い頃から低体温だったのでもありません。
体温が低い方は生姜を料理に加えたり、ショウガ飲料を飲むと体温は上がります。
「若い頃は36.5度だったけど、歳と共に下がってきました」と云われる方がほとんどです。
年齢と共に低下するのは「知能」ではなく「筋力」です。
筋肉が少なくなった為に体温が下がってきたのです。簡単に言えば「運動不足」なんです。
「癌になって良かった」と言える人がいます。
誰が考えても癌になるよりならないほうが良いように思えるのですが・・・・
その方はこう続けます。
「今まで感じなかった、空の青さに感動したり、道端に咲く花を見つけて嬉しくなったり・・・生きていることがどんなに素晴らしいものかを感じるようになりました。」
もしかすると、癌になるってことは今までの生活を見直せってことなのかもしれませんね。
そして、生きていることに、貴方を支えてくれている人に感謝しなさいと云うことなのかもしれません。
癌が治ったら、何をしたいですか?
この問いに「元の生活に戻りたい」と答えた方がいます。
無茶苦茶な食生活にハードな仕事でストレス溜めて癌になった方でした。
「元の生活に戻ったら、また癌に成っちゃいますよね」
さすがに、何も応えは返ってきませんでした。
癌は神様が与えた「運だめし」のように思えます。
0期とかⅠ期の初期に見つかる人は運の良い人で、その段階で処置をすればまずは安心な方です。
しかし、多くの癌は症状が強く現れた時には進行癌となっていることが多いのです。
でも、進行癌だから、Ⅳ期だからと諦めてはいけません。
もっと凄い人はホスピスから生還する人だっているのです。
ある健康講座で上尾甦生病院のホスピス病棟長の井口清吾先生が講演してくださった時にお聞きしたことです。
井口先生はこのホスピスで約1400人の方を看取ったそうです。
ホスピスの平均在院期間はおよそ1ヶ月なのですが、2ヶ月経っても元気な方が居られるのでCTを撮ってみたら癌が消えていた。
そんな患者さんが、今までにお二人いたそうです。
ホスピスは定額制ですので、癌の根治治療はしません。痛みを止めたりするケアが中心なのです。
また、死期が近いと思われる方しか入れません。
「それじゃ、誤診だったの?」
初期の癌ならいざ知らず、ホスピスに入る方の多くは末期癌ですから、画像診断で間違えることはありません。
井口先生のお話を要約すると。
「このお二人はとても寂しい環境の中で癌になられました。ところがホスピスのスタッフの心温まる接し方で気持ちが変わってきたのです。お一方は、ホスピスを退院されて、また、同じような環境に晒されて再度癌で亡くなりましたが、もうお一方はその後もずっと元気でお暮らしです」
まさに、癌とは自分がどのように変われるかを問われているように思えてなりません。
癌と云われたあなたに
- 全て他人任せだった人は自分で決めるようになってください。
- 治すのは医師ではありません。医師は治療のお手伝いをしてくださいますが、治すのはあなたです。
- 今まで運が悪かった人は、これから運が変わるチャンスです。
- 今までの人生で他人を怒ることばかりしていた人は怒らない人になってください。
- 今まで無茶な生活をしていた人は生活習慣を見直してみてください。
- 食事を急に変えても癌は治りませんが、治ってから再度癌にならないよう今のうちから食生活を見直しておきましょう。
- 医師のことばを信じるか、宗教を信じるか、サプリメントを信じるか、何を信じるかはあなたの自由です。但し、信じたものを続けてください。それが、あなたの運なのですから。