星野仙一 膵臓癌で死去
星野仙一さんと云えば薬業界的話題では第一三共の「センロック」の宣伝に出ていたことです。照れた笑顔が素敵な方でした。
報道では2016年7月に急性膵炎の時に膵臓癌が判明したと記されています。しかし、詳細は明らかにはされていません。
そこで、私なりの推測をしたいと思います。膵臓癌は膵管から発生するものと膵体部から発生するものと2種類あります。そして、膵頭、膵体、膵尾の3つの部分に分けられます。
急性膵炎が細菌性のものなのか、膵管閉塞で起きたものかは不明ですが、大手術をされたような記載が無いので細菌性の急性膵炎だった可能性が高いと思います。
もし、膵頭部に膵癌が発生したなら遠隔転移や主要血管の巻込みが無ければ、膵頭十二指腸切除術(PD)を行うはずです。この手術は胃の2/3と膵臓膵体部と十二指腸を併せて切除しますから激やせするのが普通です。
しかし、激やせ影像が無い事から手術はしていない可能性が高いと思います。
そうなると、膵管内に腫瘍があって閉塞させた可能性があり、ステントで対処して化学療法をされていたのでしょう。
即ち、IV期膵癌だったのではないでしょうか。
告知されてから1年半・・・今までの膵癌では自覚症状が有る場合は発見からの余命は3ヶ月から半年でしたので化学療法が延命したと思われます。
オプジーボもキイトルーダも膵癌には保険適応外ですから、どんな治療をされたか興味があります。
もしかしたら自費治療でオプジーボを受けたのでしょうか?
世の中には不思議なことがたくさんあります。
2016年3月に胆嚢癌の再発肝転位・肺転移だった私の親類も余命半年の予定でしたが、減量した化学療法を休み休み行い、BRMstage併用で肺転移も消失し肝転位も小さくなり元気に仕事しています。