自動車税
運転していると軽自動車がやたらと目につく。
自動車販売の銘柄ベストテンでは軽自動車が優勢だから当然のはずだ。
ところでなぜ故に軽自動車が売れるのだろうか?
軽自動車のフル装備は小型車よりも価格が高くなるのも多く、購入価格の問題だけではなさそうだ。
ビールに掛かる酒税を避けるために発泡酒が売れたのと同じで、自動車税が原因だと思われる。
購入時や車検時に支払う重量税は国税だが、自動車税や自動車取得税は国税ではなく都道府県の地方税。同じく軽自動車税も市町村単位の地方税である。
なのに全国一律の金額であることが不思議だ。
交通網が発達している大都市と交通網が少ない地方では自動車の依存度は違うはずだから、変えても良いのではないだろうか。
自動車保有台数が一番なのは群馬県。ここでは自家用車が無いと生きて行けないそうだ。
離島も交通網が無いところが殆どだろう。東京都に含まれる離島も考えると一律に都会は高額で良いとは言えないが、そこは行政の腕の見せ所で対処は可能だろう。
千葉県議が海外視察で同一リポートを出していたことが話題になったが、同じであることの安心よりも地域の住民の生活と環境保護や交通渋滞を加味した税制が有っても良いのではないだろうか。何でも右にならえでは政治家として仕事をしているとは到底思えない。
計算が面倒にはなるが、自動車取得税のように残存価値に対しての課税だと高級車を乗り回す輩から多く分捕り、安価な自動車を長期に乗る人には負担が減るだろう。
高級車がステイタスだと思っている人には多く負担して貰い、自動車は足代わりの人には負担を少なくする。
それが本来の税制ではないだろうか。
楽して税金を取ろうとするから不公平な税制になってしまうのだろう。
高齢化と人口減少の時代に移動手段をどう確保するかは簡単に答えは出ないだろうが地域の実情に合わせて考えて行くことは可能だと思う。