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免疫専門のクスリ屋


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よもやま話

捕虫網(虫取り網)

春日部中央第四公園道路を挟んだ店の前は公園になっている。(写真は春のもの)
自然が有って良いような悪いような。桜の頃は舞った花びらを掃除し、秋から冬に掛けては落ち葉の清掃が毎朝の日課となる。
更に蝶や蛾や蜂が店内に遊びに来るので虫取り網(捕虫網)が必要になる。

中学生の時代はなぜか科学部昆虫班に所属していた。
実は昆虫は好きではないのだが、「君は昆虫班」と入部した時に決められてしまったので仕方なく虫取り生活をしていた。
当時使用していた捕虫網は直径30cmのシルクの網に竿は竹製の5段の物だった。
それも近所では揃えられないので渋谷の志賀昆虫店まで行かないと揃えられないのだった。
竿の価格は覚えていないが、シルクの網は3,000円だった。
ちゃんとした捕虫網は虫を捕ったらくるっと回して10cmぐらいの先に入るものだが、現在使用している捕虫網は100円ショップのものだから回すと先が殆ど無くなる長さ不足のものだ。
それでも、昔取ったなんとやらで捕獲は上手い。

数日前に女房殿が「何か変な虫、蜂みたい」と云うので100円捕虫網を出して捕獲開始。
飛ぶ姿を見ていて蜂では無いのは分かったが、それは蛾だった。
基本的に生け捕りで逃がしてやるのを原則としている。
無駄な殺生は出来る限りしない。それは昆虫採集をする者の原則だ。
捕虫網に入った蝶や蛾の羽を見て、羽が欠けているものや鱗粉が薄くなっているものは逃がし、標本になるものだけは気の毒だが死んで戴く。

そんな自慢話はどうでも良い事。
イチモンジセセリさて、これは蝶なのか蛾なのか?
色からして蛾に間違えられる可哀想な昆虫。実はこれはセセリ蝶(写真はイチモンジセセリ)と云って蝶なのだ。

オオスカシバ蜂と間違えられるオオスカシバ。花の蜜を吸うがこれは蛾である。

どちらもご来店頂いたことがある昆虫だ。

この時期になると「アキアカネ」通称「赤とんぼ」が侵入してくるのだが今年は無い。
過去にはオニヤンマも入ってきたが、今年はシオカラトンボが1匹だけだった。

地球温暖化に因る異常気象は昆虫の世界でも異常事態なのだろう。
虫は基本的には好きでは無いが、虫も住めない環境はけっして好ましいものでは無いと思う。
蝶がいなくなれば自然受粉も出来ずに花も咲くことも無くなる。
アオスジアゲハ
あかお医院の前に有る公園で撮影したアオスジアゲハ蝶
虫嫌いだが、アゲハ蝶の中で一番好きだ。

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