トランプ
どうして米国人はあんな変な人を大統領に選んだんだろう?
その呟きに女房殿は応えた。
「日本だって期待して民主党に政権取らせたけど、無茶苦茶になったじゃ無い!」
「たしかに・・」
世界中が行き詰まっているときに人民は変革を求めるものだろう。
でも、グローバル化した経済においては一国の行政がどうにか出来る問題では無い。
自由貿易協定で関税を無くそうと云う時代に「35%の関税を掛けるぞ!」と脅かしても世界から取り残されるだけだろう。
1年も経たないうちに「やっぱ失敗だった」と米国人が思うのだろうか??
雨の日に乗った白髪のタクシードライバーに「雨の日は忙しいでしょう」と聞いたところ「休日は雨が降っても閑なんですよ。」
「汗水流して働いたことが無い政治家が休日を増やしてくれて、おかげで閑になるんです」
休みが増えて喜んでいるのは小学生くらいで、社会人は溜まった仕事を残業で終わらせるしかないのに、残業しては駄目って言われる国だから・・・
増員は出来ない、残業は駄目、それでサービス残業で体を壊すなら休日が少ない方がマシなように思う。
目立たぬように蔭でコソコソしている日本の政治家より、トランプさんの様に目立った発言をして物議を醸し出す方がマシなのかもしれない。
オバマ氏の引退演説は感動的だった。黒人の大統領を選出した米国人は凄いと思った。
その米国人が選んだトランプ氏は・・・たしかに世界をかき回すだろう。
でも、生クリームをホイップする時にやり過ぎると溶けてしまうのと同じで、かき混ぜ過ぎは世界の崩壊へと繋がる。
怖い世の中になったものだ。