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超悪玉コレステロール

コレステロールは善玉と悪玉の2つだったはずだったが、最近は”超”が付くほどの小さな悪玉が見つかった。即ち超悪玉コレステロールと呼ばれる。

元々、悪だの善だの云うことがおかしな事なのだ。

悪玉コレステロールとはLDLコレステロールのことを指して云うのだが、日本語で言えば低密度リポタンパク質コレステロールのことで、悪い作用どころか細胞膜やホルモンを作る原料として重要な物質であり無いと困るものなのだが、多すぎると動脈硬化の原因とされていたので「悪玉」の異名が付いたものだ。

その反対にHDLコレステロールは「善玉コレステロール」と呼ばれる。
しかし、これも多すぎると「高HDLコレステロール血症」と病名が付く。

日本動脈硬化学会のHPでは「遺伝性のものとしてCETP欠損症、肝性リパーゼ欠損症、二次性高 HDL-コレステロール血症として原発性胆汁性肝硬変に合併する高HDL-コレス テロール血症などがあります」とある。

要は病気でHDLが高いのは冠動脈硬化の原因とも言われていて良くない事だが、運動などで合成が増加したものは問題ないと云うことだ。
病気で高いものでなければ、HDLコレステロールはLDLコレステロールの2.3倍以下なら血管に残って動脈硬化を起こさせるものでは無いから「善玉」には違いない。

「善」があれば「悪」が出てこないとつじつまが合わないために。LDLコレステロールは「悪玉」と対比されることになったのだろう。

しかし、LDLコレステロールが正常でも動脈硬化を起こすヒトがいる。
それが「超悪玉コレステロール」が高い人だそうだ。

この超悪玉の正式名は「Small dense LDL」

血液検査で調べることが出来るが保険収載の無い検査の為に実費で7,000円程度は掛かってしまう。

「うっ、血液検査で7,000円も・・・高い!」と思ったが、リピトールのおかげで高脂血症が無くなり、正常範囲のコレステロールになっている身にとってはやはり気になる。

もしかして、正常範囲内のLDLコレステロールの多くがsdLDLだったらヤバイ(笑)

そう考えると、7,000円は高くは無い。

以前から「人間ドックなんて無駄」と豪語してきたが、その費用から比べれば7,000円は遙かに安い!

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