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よもやま話

マイナンバーカードはどうなる?

マイナンバーカードのエラーが多数出ているが、これは改善されるのだろうか?

POSレジで読み取るバーコードは13桁のコードで、12桁の数値にチェックデジットと言う照合の1桁の数値を合わせて13桁だが、マイナンバーカード
は11桁の数値にチェックデジットを加えた12桁の数字になっている。

当社はセブンイレブンがバーコード管理を始めるよりも先んじてPOSを導入したのだが、その際にTECのSEさんから言われたのが「10万回に1回は
エラーする可能性があります」読み取ったコードが正しいかを計算してチェックデジットの数値と一致しないとエラーを返す仕組みなのだが、何故か10万回に1回は間違えてしまうと言うのだ。

現実に今まで3回はエラーして驚いたことが有る。

商品のバーコードをスキャンすると登録した商品名と単価を呼び出すはずなのだが、別の商品を呼び出してしまうのだ。

「あれ?何だ・・」と驚いて、キャンセルボタンを押し、再度スキャンすると正しい商品名が出る。
即ち、商品マスターの登録ミスではなく、バーコードの読み違いで起きるミスなのである。

チェックデジットの計算式は色々と有るようで、クレジットカードもチェックデジットの計算で正しい数字かを調べているが、商品のバーコードとは計算式が異なる。当然、マイナンバーカードのチェックデジットの計算式も違う。

13桁の商品コードですら、10万回に1回のエラーなのだから、12桁のマイナンバーカードのエラーの確率はもっと高いだろう。

その為に、マイナンバーカードにはバーコードは印字されずにICチップに番号は管理されているので、エラーは起きる可能性は極めて低い
はずだが個人情報保護の為にコードは暗号化されてサーバーに繋がる。暗号は解読しないとならないから、エラーの確率は高くなる可能性が
あるのだろう。

データベースを構築する時に「何をしたいか」を明確にしておかねばならない。その「目的」に合理的なデータベースを構築するんだが、途中で

「こんな事出来ないか」と注文が入ると基本構造が滅茶苦茶になってしまう事がある。

多くの銀行が合併して出来た「みずほ銀行」はシステム障害が多発しているが、合併前のシステムを維持しながら動かしているだから当然のことだ

ろう。同じように「本来の目的」から逸れたマイナンバーカードはシステムを作り直さない限りはエラーが続くと思われる。

マイナポイントで無駄な税金を使ってしまったから、今更システムを作り直すことは許されないのだろうか。

本当に安心・安全なシステムを作りたいのなら、全て御破算にする勇気が無い限りは無理だと思う。

少なくとも、来年秋に健康保険証を廃止することは早急過ぎる愚行だと思えてならない。

既に混乱は起きているが、今なら全てのサービスを数年間中断して、システムの再構築をすることが出来るだろう。

被害は遅くなる程に甚大になる。

今こそ、政治家の勇気が試される機会は無いと思うのだが・・

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