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整体のお話し

坐骨神経痛もどき

85歳の女性が暫く来店されなかったが、原因は坐骨神経痛で来られなかったと云う。

たしかに痛むのは坐骨神経痛の痛みが出る場所なのだが・・・・

それ以外の症状は右の腰部背筋に圧痛、仙腸関節、腰仙関節、腸骨に圧痛。

腸骨に圧痛が有るのはたいてい尾骨のズレが原因。

元々、尻尾の骨である尾骨は人により個数が3個~6個と違うそうだ。それ故に腰椎1番の様に呼び名があるのか定かではない。

尻尾の先から軽く押してみて圧痛が有るかを確認するのだが、左右とも圧痛が無い?

もう一度トライしてみたら仙骨に一番近いところの左側面に圧痛が有った。

反対側から「癒気」すること2分で腸骨の痛みは取れた。

次に腰仙関節を押してみて痛む方では無い方に指を当て「癒気」、それで腰仙関節の痛みが取れた。

もしかして、これで腰部背筋の痛みが取れたかもしれないと押してみても「痛くない」。

仙腸関節は脚をクロスさせて仙骨を上げて痛みは取れた。

主訴である大腿裏側の馬尾神経も痛くないとの事で、これで坐骨神経痛は取れた?

腰仙関節のズレで腰痛が起きる方は多いが、それに加えて骨盤の開きで「坐骨神経痛もどき」の痛みが出る方は希だと思う。

良い勉強になった!

ところが確認で内転筋の膝近くを軽く押すだけで痛むのだ。

座位にして脚を持ち上げて膝裏を触ってみると、少しは膝の変形を感じるが痛むような膝では無い。

たぶん、膝蓋骨が動かない為だろうと思い回してみる。

それだけで、内転筋の痛みは消失。この原因は腓骨が下がっている事と脛骨と腓骨が開いていること。

それを正してお終い。20分ぐらいで「坐骨神経痛もどき」は治った。

「あれっ、背筋を伸ばして歩ける」と喜んで帰られた。

整形外科でこの様な治療が出来れば医療費は相当に減るだろうに。それ以上に飲んでも貼っても治らない患者さんにとっては一番の救いだと思うのだが。

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