脚がつる
寝ていて脚がツルとビックリするほどに痛い。多くは脹ら脛のツリだが、私の場合はスネの筋肉である前脛骨筋がつることが多かった。
このツリは寝ていてでは無く風呂に入っている時が多かった。
この時、足の親指(第1趾)が反り返る。
前脛骨筋は膝の外側から始まり、足の第1中足骨底面が停止部であるから、これが収縮すると足の親指が底面から引っ張られるので、反り返ってしまうのだろう。
脹ら脛のツリほどは痛くないが、親指が反り返っているのは困る。
冷えなら理解出来るが、風呂で暖まっているときに起きるのは何故だろうか?
脚の骨は体重を支える「頸骨」にバランスを取るための「腓骨」の2本が有るが、腓骨が下がると脚のツリは脹ら脛のツリが多くなる。
ところが、前脛骨筋のツリは腓骨を上げても治らないのだ。
これを起こさせないようにする方法が有った。
簡単な方法で、足裏を叩けば良いのだ。
手で拳を握って叩いても良いが横着な方法は小さめのゴムハンマーか小ぶりな木槌で叩けば良い。
ホームセンターに行けば200円~300円ぐらいで購入できる。
これで、おおよそ100回から200回も叩けば十分のようだ。
横柄な膝組みの様に大腿に反対の脚を乗せて、そこを叩くだけで自分で出来る。
もちろん、両足の底を叩くのだ。
週に1度くらい叩くだけで脚のツリは無くなった。
しかし、脚のツリはもう一つ有った。
先日、家内が風呂に入ろうとしていた時に脱衣所で「脚がツリそう」と云うのだ。
その場所は脹ら脛でも、スネでも無く、アキレス腱の処だという。
先ずは驚き「なんでこんな場所がツルんだ」(笑)
さて、なんちゃって整体師としてはどうにかしないと権威を失う。
アキレス腱の下部は踵骨(かかとの骨)に付いているので、この踵骨が後方に変異すると痛みが出るはず?
踵骨がズレるのはその上の距骨がズレるはずと距骨の左右を押してみても圧痛が無い。
こういう場合の簡単な方法は両手で踵と甲を挟んで癒気するのが一番!
2,3分で「もう痛くない」
どうにか、なんちゃって整体師の面目が保てた(笑)
膝から下のツリは3通り有るようだ。
焦らずに対処すれば痛みは直ぐに治まる。