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整体のお話し

脊柱起立筋の異常

小学生・中学生の時に理科室で骨格標本を目にした経験は有るだろう。
一人で向き合っていると不気味さが半端ではない。
しかし、よくよく見ると脊柱の中には太い針金が入っているが骨核標本の模型は自立していないのに気づくはずだ。
骨だけでは人は直立することは出来ない。まして脊柱の中には針金なんか入ってはいない。
そう、背骨は筋肉で支えられているからだ。
この筋肉は3層構造で脊柱起立筋という。
なぜだか、この筋肉がズレてしまうと神経を圧迫して痺れや痛みが出るのだ。

家内が目覚めてからグウパアしているので聞いてみたら、手が痺れていると云う。
暫くすると治まるのだが毎日朝は痺れていると云う。
伏臥させて背骨の脇の筋肉を上から下にずらせながら押してみる。
すると押すと胸椎で痺れる場所が有る。
もしかして脊柱起立筋がズレたのかな?
そこで、初代のツインビートを使ってバースト電流を流してみた。
初代のツインビートは全て英語表示でプログラム番号はマニュアルを見るか覚えるしかない。
プログラム番号9がバースト電流だ。
バーストとは間欠電流でグーっとなるとバタンと電流が止まるを繰り返す。
気持ちよいレベルまで電流を上げていきそのまま終わるまで待つ。
女房殿は気持ちよくなって寝息を立てているが、当方はただひたすら終わるのを待つだけ。
一度やっただけでも効果が見られたが、完全に治るまでは1ヶ月を要した。
その間、私は終わるのを待つだけのことでこれを整体とは云わないだろうが「整体」の分類に入れて見た。

暫くして、常連客から相談が有った。
「主人が背中が痛くて・・・」
とりあえず観察しないことには分からないので来て戴くことにした。
本人談では2ヶ月前から腰が痛み出し、整形外科で調べても分からない。整体や鍼灸と様々な治療に1ヶ月20万円を投じているが一向に治らない。食事の時は肘をテーブルに掛けて中腰で食べている。とにかく真っ直ぐに伸ばすと痛い。
それでもカイロ台に伏臥出来たので背筋を少しづつ押して見ると腰椎に圧痛と足の痺れが出た。
「あれ、あれ脊柱起立筋がズレちゃったんですね」
こんな人をカイロ台でガチャガチャやったら大変な事になる。そこでツインビートを使ってバースト電流を流してみた。
終わってから「どうですか?」と聞くと「少し良くなったような気がするが、今日は鍼灸にも行ってきたのでどちらが効いたか分からない。明日も試して貰って良いか」
2ヶ月鍼灸や整体とやってきて今更何を言うのかと思ったが、「どうぞいらしてください」。
2回目を施行して「やっぱりこれが効くんだな」と即座にツインビートの注文が出た。
「完治まで1ヶ月は掛かりますよ。途中で良くなったからと云って止めないこと」とだけアドバイス。
奥様情報では日に日に楽になり1ヶ月は続けたそうだ。

それから1ヶ月後にご主人から電話が有った。
「友人が同じ症状なのでもう一台購入したいから用意してくれ」と。
世の中にはこういう症状で悩んでいる人が少なくないのだと痛感した。

診断名には画像を見ていないので確信は持てないが、治ったのだからそれで良いだろう。
ツインビートは税別148,000円もするが、毎月20万円払って来た人には安い買い物だろう。
真っ先に来ていれば2ヶ月の痛みと40万円の治療費も払わずに済んだのに(笑)
まあ、世の中そういうものだ。

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