下瞼がピクピク・・そんな経験は多くの人に有るだろう。
眼瞼痙攣とは違い、下瞼だけに限局する痙攣を「眼瞼ミオキミア」と云う。

原因は目の使いすぎ。

ヒト（ヒトには限らないが）の目は物に光りが当たった反射光を見る為に作られている。
夜空の星も、月の光も反射光だし、紙に書いてある文字や画も光の反射で網膜に描かれる。
だから光量が少ないと見えにくくなるのだが、ピントを調整は反射光の方が楽に出来る。

一方、テレビやモニターは直接発光しているから、周囲が暗くても文字や画を認識できるが、ピントを発光体に調整するのは難しいく、毛様体筋の負担は多くなる。

PCやスマホ、タブレットでネットニュースを読んでいても、動画を見ていても、直接光だから眼は疲れる。

眼瞼の痙攣は神経損傷の一種だからメチルコバラミンとビタミンB1誘導体の組合せで楽になるが、飲んで直ぐには治るわけでは無い。
数日～1週間は掛かってしまうのが普通だろう。

娘が顔をちかづけてきて「見える？瞼がピクピクしてるの」
すると、女房殿が「指をパット触って治らないの？」
そんな無茶ぶりされても、何でも操法で治るはずは無いのに・・・

中指の掌側に目の対局点は有るが・・・眼の疲れぐらいしか効果は無いはずだ。

よく見ると左右の目の位置が少し上下している。
蝶形骨が歪んでいるのだ。
目の下側に出っ張っている骨が蝶形骨だ。
左右の蝶形骨を調整したい方に指で左右を同時にさっと撫でる。
それだけで歪みは治るが・・・ピクピクに変化は無い。

う～ん、それなら頭頂骨と側頭骨の間を癒気してみたが、変化は無い。
第1頚椎も癒気して調整したが・・・変化は無い。
だが、「頭が凄く軽くなった」と云う。

結局、眼瞼ミオキミアはなんちゃって整体師では治らないと云う結果だった。
プロの人で治せる人が居るのだろうか？？

歪みが原因の神経圧迫は治せるだろうが、神経損傷を整体で治せるはずは無いと思うのだが。