手当
誰にでも出来る痛みの治療法は「手当」だ。
痛いところに優しく触れるか触れないほどに軽く手や指を当てておくだけで痛みが取れる。
時間は3分以上。
痛み止めも湿布も不要の治療法なのだ。
「そんなバカな! それで治るなら医者なんか要らないじゃないか」
そう思う人は整形外科に行けば良いだろう。信じない人に何を言っても無駄だと思う。
足の裏と甲を優しく包むと足の骨の歪みが正され膝の痛みが楽になる。
その後に痛い方の膝を両手で包み込むようにして3分。
これで痛みは更に減る。
仙骨が下がってしまうと腰痛や股関節の痛みが出ることがある。
腸骨上辺から腰仙関節までの距離が4~5cmが正常。それ以上に距離が長いと仙骨が下がっているのだ。
俯せに寝かせ、仙腸関節に親指が掛かるよう、残りの指は揃えて仙骨上部に置く。
けっして強く押さえずに手を乗せておくだけで良い。
力を入れると効果が無い。
時間は3分~5分。
片側が終わったら反対に移動して反対の手で同じようにする。
先日、唯一の弟子である直寿君に彼の母親を被験者として実践して見せた。
「あっ、これだけで仙骨が上がるんですね」と驚いていた。
実は寝ていなくとも立ったままでも出来るのだ。
真っ直ぐに立って自分の手で行う事が出来る。
だが、他人の手の方が遙かに効果があるようだが・・・
どうしてそんなことで痛みが取れたり仙骨が上がるのか?
答えは「気」だ。
人には大小の差はあれども「気」が存在する。
漢方では「気」「血」「水」の滞りがあると病になると考える。
その中の「気」は気功の「気」のことだ。
長くなるので「気」に関しては別章に記載したいと思う。