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整体のお話し

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは症状であって病名では無い。

脊柱管狭窄症や腰椎ヘルニアが原因で起きる症状にすぎない。そして、坐骨から足の裏側に走る馬尾神経がピリピリと痛むものなのだが・・・

「坐骨神経痛みたいだけど治せる?」と常連客

整形外科の診断名はあてにはならないが、まして素人判断の病名を信じてはいけない。

「どこが痛いの?」と聞くと、脚の側面がピリピリするそうだ。側面には馬尾神経は無いから「坐骨神経痛」ではないと確信。

整体台に俯せに寝かして痛む場所を押しながら探す。なんと腸骨の上端とその下方に痛みが有る。ここが痛むのは尾骨がズレているときが多い。

ところが尾骨を触ってみても痛む場所(圧痛)は無い???

腰仙関節にも異常は無く、仙腸関節が僅かに開いているレベルだ・・・

仰臥してもらい、足から見ていく。

距骨が内転していて、腓骨が下がっているので舟状骨と立方骨を手の指で調整してから腓骨は反動で引き上げた。距骨も外側から反動で戻した。

すると、当初のピリピリ痛む場所は無くなったが、今度は腰椎を曲げると痛む。

整体台から下りるときや仰臥から伏臥になるときなど、腰を捻ると痛むのだ。

脚と骨盤を整えてみて、ようやく原因が分かった!

背骨が回転しているのが原因だった。

背骨の回転は腕や肩が原因だというマニュアル通りに見ていくと、右肩が前転している。

肩の前転を治しても、腰椎の回転は治らない。こういう時は横向きの寝かせて体をよじるのが治す方法だが、痛くて横向きになれないのだ・・

背骨の回転は脊柱起立筋の歪みのようなので、3Hz・100μ secondの電流を背筋に流してみる。普通の低周波治療器ではこんな電流は流せないがツインビート2ではマニュアルモードが有るので出来るのだ。

痛むなら無いレベルまで上げて行き、30分間続けた。

昨日から12.5cm経のストレッチポールを取り寄せて、基本運動をさせてからツインビートの低周波を30分流している。今日で6日目、日増しに痛みは減ってきた。

だが、痛む場所が毎日移動しているのが不思議だ。

今日はストレッチポールで運動させている最中に鼠径部が痛み出し、同側側の小指の付け根を癒気して解消させ、股関節の後側が痛んだ時は同側側の小指と薬指の間の中手骨を癒気して治し、腕を伸ばすと肋骨下辺が痛むのをスプレー缶を腕の下に挟んで2分で痛みは取れた。

ストレッチポールに寝かせて整体をするのは初めてだったが、面白いように治るものだ。

それにしても、右利きだから文字を書くときに右肩を前にする癖と、骨盤の傾斜が背骨を歪ませると、こんな症状になるのだとはチョット驚きだ。

 

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