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免疫について

超短波と免疫

ネズミPCの資料の中から面白いものが出てきた。
2008年の免疫学会で新潟大学の阿保徹さんらが発表した資料だ。
阿保さんと言えばNKT細胞を発見したことで有名になったが、免疫の話となると”とんでも免疫学者”としか思えない。

発表内容はC57BL/6系マウスに超短波を20W で5分間照射した後にマウス白血病細胞を腹腔に移入し、3時間後に取り出して生存数やらを調べるという内容だった。
超短波を照射しない対照群が7.2%の生存率だったが、照射した群は2.9%と少なかった。
そして、NK細胞やNKT細胞が増加していたそうだ。
結論として、超短波は癌の予防が出来る可能性があると帰結していた。

有名な免疫学者の研究チームだからと云ってこの発表を信じて良いのだろうか。

先ず、使用したC57BL/6系のマウスは一般的に使用される実験用マウスだが、寒さやストレスに弱く、運動不足気味でアルコールが好きなマウスだそうだ。
普通は対照群の数や試験群の数や月齢も必要だし、寒さに弱いマウスとなれば室温も影響するから表記すべきだ。

免疫は寒さに弱い、だから温めることは免疫を高める効果は否定しない。
でも、20Wを5分でどうなのだろうか?
伊藤超短波のひまわりSUNでは120Wの間欠波(実質40W)を20分以上背中に当てないと暖まらない。
お腹でも20分で暑くなることは滅多に無い。

ヒトにおける免疫と超短波の関係性はこの発表からは見えないが、体表面から7cm以上も中に届く超短波は腎血流を改善して腎血管を綺麗にする。
尿量が急に増えるので、これは間違えないことだと思う。
でも、脂肪肝は簡単には減らないのが悩みだ(笑)

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