液状BRMstage
カプセルは味を感じること無く服用できるが、高齢者で嚥下能力が低下している場合や、上咽頭癌や食道癌で閉塞気味な場合はカプセルでは無く液体のものの方が良いのは分かっていた。
BRMstage開発当初の15年前からも要望が有って試作してみたが・・・なんとも味が悪くて呑めた物では無かった。
それで液状のものは開発を断念していたのだが、「どうしても作って!」との要望で味の改良を試みて、とりあえずの出来映えだが完成していた。
しかし、今度は「ゼリーに出来ないか?」との要望が有ったが、「そんなの無理!」と断ってみたものの、不可能を可能にする開発者魂に火が付いた。
ゼリー化するのは簡単に見つかった。
ゼライスの業務用粉末で50℃~60℃で溶解させるものが有った。
これなら簡単にゼリーが作れる。
しかし、味付けが難しい・・・。
独特のえぐみや苦みをマスキングして美味しくするのには何だろう。
ココア味:粉末ココアを2種類試したが、ココアは温度が下がると下に固まるので無理。
レモンティ味、ミルクティ味:紅茶の苦みが更に強くなってしまい無理。
レモン味とグレープフルーツ味のミックスが現在の有力候補になっている。
味を完成させるのはまだまだ長い道のりのようだ。