新型コロナウイルスの免疫逃避
ドタバタのワクチン接種も始まったが、ワクチン用注射器が不足して1瓶で5回分しか取れないと言われていたら、今度はインシュリン用注射器なら7回分取れるとか、相変わらずドタバタが続いている。
女房の話では厚労省がテルモに発注したのはワクチン用では無く普通の注射器だったとか。
テルモが認可受けた新型の注射器も7回分取れるそうだが、では、余った注射器はどうするんだろう?と余計な詮索をしたくなる。
自分の三角筋を触ってみて、「25mm以上は絶対無いと確信する」要は鍛えていないからだ。
ワクチン接種マニュアルでは「骨に当たっても大丈夫」だそうだが、骨に当たって欲しくない。
これならインスリン用の短い針でも十分にいけそうだが、今から筋トレして三角筋を鍛えておいた方が良いのだろうか。
そんなドタバタの中で「変異種が免疫逃避する」と報道されていた。
ヘルペスウイルスやHIVウイルスが免疫逃避する機構は言われているが、ついに新型コロナも免疫逃避か・・・
ところが、フリップで示されたのはスパイクの形が違う画だ。
これは免疫逃避でなく、単にスパイクタンパクの変異だけではないか。
それを国際医療研究センターの感染症医が説明していた。
ウイルスの変異が=免疫逃避では無い。
ワクチンの宿命とも言える欠点は変異ウイルスで用意していた抗体が効かなくなることだが、それを免疫逃避とは言わない。
感染した細胞がMHC class1を出さなくさせるとか、偽のMHCを作りだすとかが免疫逃避のはずだ。
TVの報道もネットのニュースもあてにはならないと痛感する。
これも女房から聞いた話だが、テレビアニメと漫画本で「働く細胞」というのがある。
赤血球が梱包された酸素を運んでいたりしていて、可愛らしく思えるが、それを医師が見て勉強しているとか。
いやいや、「ヘルパーT指令」なんて居ないのに・・・こんなので勉強はあり得ない。
「白血球さん」も傷つきながら戦い続けているのだが、実際の体の中は残酷で、戦いが終わると増えすぎた白血球は殺されているのだ。
子供も見るアニメには惨すぎて描けないだろう。
体の中では当たり前のように「生と死」が繰り返されている。
擬人化されたマクロファージさんは美女のようだが、コレステロールを食い過ぎてアテロームに成る様はどのように描くのだろうか?
不要になった好中球がアポトーシスするのは首つり自殺なのか切腹なのか・・と余計なことを考えてしまう。