今朝のTVで喘息吸入ステロイドで症状が改善していると報道されていました。
実は昨夜にネットで見ていました。

ステロイドに抗ウイルス作用は有りませんが、ステロイドが効果が有った事が分かった事は、悪化を止める治療が確立できたと思います。
でも、3名中の1名以外はPCR検査が陰性にはなっていません。
治るには自身の免疫力しか無いのでしょう。
ステロイドが効いた事は、この疾患が肺炎まで呈する場合は免疫が暴走していると考えられます。

現在、陽性患者で同意が得られた3名にBRMstageの治験をしています。
※BRMstageは医薬品ではありません。
※この場合の「治験」とは無償提供を指します。

2名は29日から開始、1名は28日の昼から開始しました。
そのうち、1名は抗HIV薬のカレトラと併用ですが、2名は無治療です。
2名にCTで肺炎が見られ、1名は咳以外は症状がありません。
肺炎が確認された2名は胸痛と酷い倦怠感がありました。
その2名とも白血球やCRPの増加はありませんでした。
1名にリンパ球の低下と、もう1名に単球の増加がありました、採血検査で特に特徴的なものは見られません。

肺炎が見られた2名は一度2日～3日の熱発（38度以上）が起きた後に解熱し、その後の熱発で症状が悪化しました。
※37.5度以上を4日間という政府の発表には当てはまりません。

3名とも使用開始3日で自覚症状は軽減されました。
4～5日でほぼ無症状になっています。