TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)

政治の話題を取上げるつもりはないが、最近新聞紙面やTVのニュースでTPPの文字や言葉を暫し聞く。
米国が先導しているのは自国の利益の為だから、経済面では日本に大きなメリットは無いと思う。
敗戦国と戦勝国が未だに尾を引いている日米関係に終止符を打つときがいつかは来るだろう。
だが、日本独自のガラパゴス規制が撤廃されるのは良いことかもしれない。
医療にも医薬品にも規制緩和の嵐が来るだろうな~
保険点数も米国基準だと手術代は10倍になるかも。
米国のドラッグストアーではガスターどころかPPIも普通に売っているのだから、1類医薬品の規制も撤廃になるのだろうか。
厚労省が嫌いなサプリメントも外圧に負けて解禁となると面白い。
自国の農業は守らなくてはならないのは、どこも同じ。
食料自給率を高めないと、世界人口の増加でいつかは輸入食料は入らなくなるだろうから。
関税を撤廃することは必要なことだろうが、日本の官僚達が作り上げた法規制を考え直す良い機会かもしれない。
オリンピックじゃないのだから、「参加する事に意義がある」ではなく、TPPに参加したつもりで見直すと云うのはどうだろうか。
誰もが普通に思っていることは、世界から見たら凄い異質な物だとは国民が気づかないようにさせられていただけ。
インターネット(ツイッター)が政権を倒し民主化を促したように、情報は瞬時に世界を駆け巡る時代だ。
溢れる情報に居ながら、私たちは自国の仕組みが変だとは思わないように思考統制されてきたのかもしれない。
ドラッガーのネクストソサエティを読んでこいつは変だと思っていたら、米国の金融危機が訪れ、金融から工業生産品や農業生産品の輸出で国益を上げようとする機転の早さには恐れ入る。
日本人が日本人らしく暮らす仕組みを根本的に考え直さないと破綻は免れない。
しかし、あまりにも多くの法規制を作り出してしまったから一筋縄ではいかないだろう。
法律が日本を潰すとは面白い現象である。